2014年5月16日金曜日

上海旅行記その7(2014年04月)

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☆四日目 前編☆

実質最終日の四日目は、朝から地元民に人気だという麺屋へ。
屋号はその名も「大腸麺」、そのまんま!

店の前にたどり着くと、すでにものすごい混雑。
店の中にも席はあるけれども、それだととても間に合わないようで、路上にテーブルと椅子を出してあります。
けれども、それすらいっぱいで、テーブルの周りには、虎視眈々と空席を狙う人々の人だかりができている…。

ここもまた中国お得意の
バトルロイヤル席取り形式のお店だな!
望むところだ!


店の入り口に立ってメニューを見てみます。
メニューの麺料理は6つ

美味大场面 19元
特色辣肉面 13元
苏色焖肉面 13元
什锦烤麸面 10元
榨菜肉丝面 10元
红煨牛肉面 19元

うーん、大腸麺一杯19元…。
日本円で考えると安いけれども、中国価格で行くと大分高く感じる。

けれども我々には迷う余地などない。
これだけ人が入っている店で、これだけ大勢の人が食べているメニューなら間違いない。
そんなはした金くれてやるわ!!
わはーーーー!

ということで、早速席について注文。(席取り得意)
しかし、完全に店員が忙しそうにしていて、注文が通っているのか通っていないのか分からない。
注文しても「分かった」という返事もなく、とにかく「座ってろ」というだけ

注文方法に問題があるのかと思い、相席の女の人に
「最初に店員に自分で注文を伝えに行けばいいんだよね?注文が通ってるのか分からない…」と聞くと、
「そうそう、私もそうしたし、大丈夫だと思う。きっと注文通ってるよ」という返事。

そして、彼女の元には、早々と注文した辣肉面が届くが、我々の麺は相変わらず全く来る様子がない。
彼女はとても良い人で、激辛の辣油が浮かぶ麺をすすりながら、

「ちゃんと通ってるのか心配だね~…って辛!ゴホゴホ…だ…大丈夫…
 きっと…注文届いてる…ゲホゲホゲホ!!」

と、辛さにやられながらも、涙目で我々を励ましてくれました。良い人!

しかし、結局彼女が食べ終わっても一向に来る様子はなし。
彼女も「やっぱりダメかもね…もう一回行ってみたら…?」と相変わらずむせながら言ってきたので、もう一度店員に注文。
店員はまたしても「座っといて座っといて」の返事のみ。
本当に大丈夫なのか…?
中国は、実際に通ってることも多いんですが、やっぱり十回に一回位本当に通ってないので、マメに確認しないと…。

その後、女の人が帰った後に、やっと注文の大腸麺が到着!
合計三回オーダーしたので、どれが通ったのかは分からないけど、とにかく来て良かった!


醤油ベースのあっさりスープにストレート小麦粉棒麺、その上に内臓という、伝統的な蘇州麺スタイル。
なお、内臓は別皿で来たわけでもなく、すでに乗っけてあるスタイルでした。
早速食べてみます。

麺は普通。特に質が悪い訳でもなく、だからと言って強いコシがあるわけでもなし。
ただ、ゆで具合はけっこう良かった気がします。

美味しいのはスープと具材。
調べてみたら、元々蘇州麺というのは、スープにこだわる麺らしいです。
この前食べた豚レバーの蘇州麺は、スープと上に具材の味付けがちょっとバラバラな感じがあったけれども、
こちらは具材をのっけて初めて完成している気がします。
醤油ベースのスープと、甘辛く炒めた豚の大腸が良い感じです。
大腸はとっても大きいぶつ切りで食べごたえ満点。顎関節症の私の顎にはやや辛かったですが!

かなりの量があったのに、意外と飽きることなく、お腹いっぱい食べる事が出来ました。
麺はさすがに残しましたが、大腸だけは全部食べました!

と、汗だくになって食べ終わって周りを見てみると、私の体すれすれ三センチ位の所に、お姉さんが立っていることに気づきました。

食べ終わりそうな客がいることに気付いた人たちにより、
我々はすでに包囲されていたのです…。


ということで、慌ただしく席を立って別の場所へ。
とりあえずぶらぶらしていると、近くに豫園があるのを発見。
一昨日行ったばかりですが、上海はすでに観光しきっていて、別に行きたいところももうない事ですし、そのまま再び豫園の入り口にある商店街、「上海老街」へ突入。

歩いている途中に、案内雑誌で見た豆花屋「西施豆腐坊」を見つけたので、入ってみます。

この店、2005年度の上海国際餐飲博覧会で金賞を受賞したとのことで、
否が応でも期待が高まります!
特に食べたい物も無かったので、店のイチオシだというしょっぱい豆腐を食べることにしました。
経験則から言って中国の店は、推薦メニューが実際に一番美味しい事が多いので…

注文すると、適当に豆腐や具材やタレを適当にぶちまけて、パパっと作ってくれます。

そして、完成したのがこの右の写真。
わ~まだ熱々で美味しそう、と思って一口パクリ。
そして衝撃。

お…美味しくない…

っていうか、かなり不味い…!?

豆腐自体もそんなに美味しくないし、何より味付けがちょっと…
余りにも塩気が効きすぎだし、絶対に質の悪い調味料使ってる…!

あまりの美味しくなさに数口食べて店を出ました。
美味しくない物でお腹をいっぱいにする必要はないのだ!

金賞もらった位だから、きっと2005年当時は美味しかったんでしょうけどね~
有名になったお店が慢心してメチャクチャまずくなっているパターンは、どこでも割りと良く見ます…。
特に天津の狗不理肉まんとか酷い事この上ないです。


さて、不味い豆腐を食べてしまったので、お口直しにアイスクリームでも食べることとします!
私はそんなに中国のお菓子を美味しいと思わないんですけど、アイスは割りとバリエーションも多くて美味しいと思ってます。

中でも一番好きなのは、この「巧乐兹」。これはブルーベリー味ですが、ノーマルのチョコ味が美味しいです。
元々これは私ではなく塾の先生の大好物だったのですが、先生に勧められている内に私もハマり、中国にいるときはしょっちゅう食べていました。
四ヶ月ぶり~~!



さて、この後は用事もないので、またホテルのそばの泰康路でもウロウロしよう!

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